今回は昔は知らなかったクラリネットのあれこれを少しでもお伝えできればと思いブログに書くことにしました。
楽器を長時間拭いていると 下の唇の裏が痛くなる場合があるのですが。。。
皆さんどうされていますか??
プロの演奏家でもクリーニングペーパーや化粧品のあぶらとり紙などで何回か折って下の歯の上にカバーをされる方がおられるのですが・・・・
下の歯並びが余程悪い場合を除いて、痛くなるという事は噛みすぎが原因だということを知ってますか?
結論から言うとできるだけ 付けない方がいいんです!!
昔は私も下の歯に紙をかぶせて演奏していました。何年も。。。そして同時に自分の音が細くてもっと豊かな暖かい音になりたい!!という悩みも持っていました。なので リードをより硬めのものにしてみたり、間違ったことをしていました。
結婚を機に神戸から東京に住み始め あるきっかけがあり 国立音楽大学のクラリネット卒業で サックスを演奏されるプロのスタジオミュージシャンの佐野博美さん(第60回レコード大賞功労賞受賞 )にレッスンを受けたことがありました。とにかく柔らかく音色から表現、アドリブに至るまで 凄い方でして 一度演奏聴いて見て下さい!! あんなサックスの音他にはありません。
それまで音大や留学していたので様々な先生に習ってきていたのですが、今まで全く注意されたことがない 決定的な事を 最初の音出しの時点で注意されたのです。
『 プロでも多いんだけどね、噛みすぎてるよ!!』説明してくれた内容を要約すると噛みすぎていると音色が硬くなり豊かな音を作り出せないと、それ以来 いったん私もリードをバンドレン青箱の3番から 2.5に薄くして なるべく噛まない方法のロングトーン 音階と練習を重ねました。
昨年 藤井一男先生のアカデミーで 再度 猛勉強させていただきました。
藤井先生からも音作りを徹底的に学ばせていただきました!!
学生の時以上に一日6時間以上練習を重ねた日々でしたが、全く口は痛くなりません。
大学卒業しているのによくまだレッスン受けられるのですか?と思われると思いますが、プロの演奏家でも海外の夏のセミナー等で個人レッスンを受けたり、学び続けておられる方は多いです。ただあえて言わない方が多いと思いますが(笑)
とにかくどの演奏家も日々努力の賜物です。
話は元に戻しますが、クラリネット、またサックス演奏者の皆さん。豊かな音を出したいのなら噛みすぎに注意です!!!
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